フーテンのあるるかんの特撮三昧の備忘録

日常と特撮について語るブログです。

この書籍が私の特撮観を変えたものでした「怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち」

こんばんは、先日のシンウルトラマンの興奮冷めやらぬ間に、ウルトラマン関連でもう一つ記事を書き起こそうと思います。

 

今回は切通理作さんの特撮書籍「怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち」の簡単な紹介をしていこうと思います。

 

タイトルにある通り、昭和のウルトラシリーズを手掛けた4人の作家たちにフォーカスを当てており、金城哲夫佐々木守上原正三市川森一について各章に分けて、様々な視点で、作品についての考察や考証を論じながら各エピソードについても言及しており、なかなか読みごたえに事欠かない書籍です。

この本の魅力と言うと丁寧な取材と、ウルトラ愛にあふれる造詣の深さを著者の切通理作さんから感じられるところです。インタビューの際作家たちに問いたかったことは、あなたはどんな子供ったのですか?という根本的な作風や作劇法というよりその人が体験した原体験が聞きたかったと思える節があります。

 

 

多くの脚本家の中で異彩を特に放った4人の作家はいかにしてウルトラマンたちを創造にし、描いてきたか?というその道程を丁寧に分析し、批評しているのこの本の最大の魅力なのです。

 

詳しい内容は読んでみてのお楽しみではありますが、ぜひ読んでもらいたい特撮書籍であるので機会があればぜひ。